No.91

 

そしてもう一度、われわれの時代に政府の役割について活発に論争をしよう。今日われわれは宣言することができる。政府はやっかいの種ではない、そして政府は解決をもたらしてくれるものでもない。われわれ、アメリカ国民こそが解決をもたらすのだ。われわれの国の創立者たちはそのことをよくわかっていて、われわれに何世紀ももちこたえる民主主義を、日々新たにわれわれが共同で取り組む問題に立ち向かい、日々新たにわれわれの共通の夢を前進させるほど柔軟な民主主義をもたらしてくれたのだ。

時代がかわるとともに、政府も変わらなければならない。われわれは新たな世紀に新たな政府を必要としている。われわれの全ての問題を解決しようとはしないほど慎ましやかだが、われわれ自身で問題を解決するのに十分な手段を提供してくれる政府を。小さな政府を、歳入の範囲内の政府を、少ない投資で最大限の成果をあげる政府を。しかしながら世界においてわれわれの価値観や利益を擁護し、アメリカ国民にその日々の生活で目に見える違いをもたらす力を与えるときは、政府は少なくではなく、最大限のことをしなければならない。われわれの新しい政府においてもっとも優先度の高い使命は、すべてのアメリカ国民に機会を提供することである。よりよい生活を送るための保証ではないが、本当の機会を提供することである。

さらに、国民のみなさん、未来はわれわれのすぐそばにある。われわれの国の創立者たちは、われわれに自由の保護とわれわれの連合は、責任をもった市民としての行動にかかっているということを教えてくれた。そしてわれわれは、新しい世紀に責任感も新たにしなければならない。すべき仕事がある、政府だけではできない仕事が。子供たちに読むことを教え、生活保護からあぶれた人々をやとい、かたく鍵がかかったドアやシャッターがおりた窓から外にでて、通りを麻薬やギャングや犯罪から再生させよう。そして他人のために奉仕する時間を割こう。

 


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