No.87

われわれの生命を左右するような国益がおびやかされたり、国際社会の意思や良心が踏みにじられたとき、われわれはできるかぎり平和的なかけひきをもって、ただ必要なときは武力も辞さず、対処したいと思う。われわれの国で今日、ペルシャ湾、ソマリア、その他どんな場所でも任務についている勇気のあるアメリカ人は、われわれの決意に対する表明である。

しかしわれわれのもっとも偉大な力は、その理想の力であり、それは多くの場所でまだ目新しいものである。世界中でその考えが受け入れられ、われわれもうれしく思う。われわれの希望も心も手も、全ての大陸で民主主義と自由を打ち立てている人の希望と心と手とともにある。彼らの大義はアメリカの大義である。

アメリカの人々は、今日われわれが祝福している変化をすでにもたらしてきた。あなたたちは明らかに声をそろえてあげてきたし、歴史的な数の票を投じてきた。そして議会の顔である大統領、そして政治の手続きそれ自体を変えてきた。そう、あなたたち、アメリカ国民は春の訪れを推し進めてきた。さてわれわれはその季節がもとめる仕事をこなさなければならない。

私はこの仕事に、私の執務室の全ての力をあわせて専念したい。議会にも協力を要請したい。しかし大統領だけでも、議会だけでも、政府だけでもこの仕事に着手することはできない。アメリカ国民よ、あなたがたもだ、われわれの改革において果たすべき役割を果たして欲しい。私は新しい世代のアメリカ国民に奉仕を促したい。困っている子供たちに手を貸したり、必要な時はいつでもそばにいてあげたり、ほころびたコミュニティを再び結びつけることで自分の理想に忠実に行動してみてはどうだろうか。まだまだすべきことはたくさんある。まだ精神的に若く、奉仕する心にもあふれている何百万もの人々にとって本当に十分たくさんなほど、すべきことはある。

 


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