No.34

人は責任をもっているときのみ、責任をもって行動することが望めるのです。それが人間の本質です。本国でも海外の国々でも、より自分のために行動するように、より自分のために決断するように個々の人を励ましましょう。より多くの場所で責任を分担しよう。他人のために何をしようとしているかを、自分のために何をしようとしたかで判断しよう。

それが今日、私がどんな問題に対しても純粋に政府だけで解決できるものはないと言っている理由だ。われわれは、あまりに長いあいだ間違った約束をしてきたのだ。あまりに政府を信頼しすぎていて、われわれは提供できる以上のものを求めていたのだ。これは思い上がった慢心につながるだけであり、個人の努力を少なくし、政府ができることと人々ができることの信頼を損なう失望と不満につながったのである。

政府は、人々がより自身のために働くように、人々から取る分を少なくしなければならないということを学ばなければならない。

アメリカは政府によってではなく、人々によって成り立っていることを思い出して欲しい。富でなく、労働で、責任を回避することでなく責任を引き受けることで成り立っていることを。


< back = next >

Link
mobile