No.105

独立宣言に署名した後、バージニアの政治家だったジョン・ページはトーマス・ジェファーソンにこう書いてよこしました。「われわれは競争が足の速い人のためのものではないし、戦いが強者のためのものでもないことも知っています。天使が旋風にのり、このあらしをおこしているとは思いませんか?」

ジェファーソン大統領の就任から長い月日がすぎました。多くの月日といろいろな変化が重なりましたが、今日の日のテーマがわれわれの国の壮大な勇気の物語であり、威厳のあるシンプルな夢であることをジェファーソンは分かっていることでしょう。

われわれはこの物語の作者ではありません。作者は神であり、無限の時をその目的を達成するために使っています。しかし神の目的を達成するのはわれわれの義務です。われわれの義務は、お互いへの奉仕によって果たされます。

疲れることなく、投げ出すことなく、止めることなく、われわれの国をより公正でより寛大なものにするため、われわれのありとあらゆる生命の尊厳を肯定するために、われわれはその目的を今日新たにします。

この仕事には終わりがありません。この物語は続いて行きます。そして天使はまだ旋風にのり、このあらしをおこしているのです。

あなたがたに神の恩寵がありますように、そしてアメリカにも神の恩寵がありますように。

 


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