No.100

私は、これが手を伸ばせば届くところにあることを知っています。なぜならわれわれは自分自身より大きな力、自分の形に似せて人を創造した神によって導かれているからです。

そしてわれわれは、われわれを団結させ、前進させる原則も固く信じています。

アメリカは血縁、生まれ、出生地によって団結してきた国ではありません。われわれは、生い立ちを超えて損得を離れ、国民であることがどういうことかを教えてくれる理想によって結びついているのです。全ての子供は、この原則を教わらなければなりません。全ての国民は、この原則を支持しなければなりません。そして全ての移民がこの理想を受け入れることで、われわれの国はますますアメリカらしくなるのであって、決してアメリカらしくなくなるのではありません。

今日われわれは、礼儀正しさ、勇気、思いやり、品性をもってこの約束を守り通すことを新しく誓います。

アメリカは、最善の力をつくして礼儀正しさに注意を払いながら、この原則を誓います。礼儀正しい社会においては、われわれ皆に善意と敬意、公正なふるまいと寛容が求められるのです。

政治はどうでもいいことだと信じている人もいるかもしれません。なぜなら平和な時には、議論の結果も小さいことだからと。

ただアメリカのもたらす結果は、決して小さいとはいえません。もしわれわれの国が自由の理想を掲げなければ、それを掲げるものはないでしょう。もしわれわれが子供たちの関心を知識と品性に向けなければ、われわれは子供たちの才能を失い、子供たちの理想主義を打ち砕くことになるでしょう。もし経済が失速し停滞するのを、手をこまねいてみていれば、弱者が一番被害を受けるでしょう。


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