No.99

その理想の中でもっとも崇高なものは、つぼみが開きつつあるアメリカの約束です。全ての人がアメリカに属しており、チャンスを与えられ、その生にはなんらかの意味があるという約束です。

アメリカ人は、人生のなかで法律に従ってこの約束を果たすことを求められます。われわれの国は立ち止まったり、遅れたりはするかもしれませんが、他の道を歩むようなことがあってはなりません。

前世紀の大半を通じてアメリカの自由と民主主義に対する信念は、荒れる大海の一つの岩にすぎませんでした。今、それは風に運ばれる種であり、多くの国々に根をおろしています。

われわれの民主主義に対する信念は、アメリカが信じる以上のもので、われわれの人間性に生来備わった希望であり、われわれが所有こそしませんが推し進める理想であり、われわれが託され受け継いで行くものでもあります。そして建国からほぼ225年たった今でさえも、われわれが旅すべき道のりはまだ先が長いのです。

国民の多くが経済的に豊かになる一方で、アメリカの約束ばかりかその公正さにも疑惑の念を抱いている人がいます。学校教育の荒廃、隠れた偏見、生まれ育った環境で、その志がとざされてしまうアメリカ人もいます。そして時折われわれの間の違いがあまりに大きいので、1つの国に住んでいるというよりは、1つの大陸に住んでいるという気さえするほどです。

われわれは、これを受け入れることも許すこともできません。われわれの団結、州の連合はアメリカの全ての世代のリーダーたちや国民たちが真剣に取り組んできた成果です。そしてこれが私の厳粛なる誓いです。私は公正とチャンスにあふれた1つの国を作り上げるために働きます。

 


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