「冬に野原が白い頃 と言っても、ホントにうたうわけじゃないけど」とハンプティ・ダンプティは説明で付け加えました。 「そうお見受けします」とアリス。 「わたしがうたってるかどうか 見たり できるって、ずいぶんといい目をしてるようだねえ」ハンプティ・ダンプティがきつい口調で言います。アリスはだまりました。 「春に森が萌える頃 「ありがとうございます」とアリス。 「夏に日が長くなる頃 葉のしおれる秋の頃 「はい、そんなに長いことおぼえてられたらだけど」とアリス。 「いちいちそうやって口をはさまんでよろしい。はさんでもしょうがないし、わたしも気が散るではないの」とハンプティ・ダンプティ。 「ぼくは魚に手紙をだした 海の小さな魚たち 小さな魚たちの答とは 「なんかよくわかんないんですけど」とアリス。
|