No.48
[イラスト: カキを集めて]
さらにカキが四匹つづき
そしてさらにまた四匹
そして群がりあわててみんなきた
そして次、次、もっと次――
みんな泡立つ波からピョンピョンと
岸辺めがけて押し寄せる。
セイウチと大工は
一マイルほど歩いてから
具合良く低い
石の上にこしかけた:
そしてかわいいカキたちみんな
そこに並んで待っていた。
セイウチいわく『さあいろんなことを話し合う
ときがついにやってきた:
くつだの――ふねだの――封蝋や
王さま――はたまたキャベツなど――
あるいは煮え立つ海の謎――
またはブタの翼の有無』
『でもちょっと待ってよ』とカキたち叫ぶ
『みんなでおしゃべりする前に;
息をきらした子もいるし
ぼくたちみんな、デブちんだ!』
『あわてることはないよ』と大工。
みんなこれには感謝した。
『パンが一斤』とセイウチ曰く
『それがもっぱら必要だ:
さらにはコショウと酢もあれば
それはなおさら好都合――
さあ親愛なるカキくんたちよ
よければ食事を始めよう』
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