世界の大多数の国は自由へのドアをくぐり、民主主義へと歩んでいます。世界中の男女が、繁栄へのドアをくぐり、自由市場へと歩んでいます。世界中の人々が、自由だけに許される道徳的にも知的にも満足することへのドアをくぐり、表現の自由と思想の自由を要求して運動しています。 われわれは何が有効に働いているか知っています。自由です。われわれは何が正しいか知っています。自由です。われわれはどうすれば、より公正で繁栄した生活をこの世で人がおくることができるか知っています。自由市場、言論の自由、自由な選挙、州の制約を受けない自由な意思の行使によってです。今世紀で初めて、全ての歴史を通じてもおそらく初めて、われわれは生きるための仕組みを作り上げる必要がありません。われわれはどんな政府の形態がよいか夜遅くまで話し合う必要もありません。われわれは国王の手から正義をとりあげる必要もありません。われわれはただ自身の中から、正義をふるいおこさなければなりません。われわれは自分で知っていることに基づいて行動しなければなりません。私はある聖人の希望を手本にしたいと思います。きわめて重大なことには団結してあたり、重要なことには多様性をみとめ、全てのことに寛容であることと。 今日アメリカはすばらしい自由の国で、礼儀正しく秩序だっており、われわれが愛さざるをえない国です。われわれは大きな声で誇らしげに語ったりしませんが心の中では、シンプルな事実として、この国がわれわれが思っているよりはるかに重要であり、われわれの力が善なるものを目指す力であることを知っています。しかしこの時代においても、国としてわれわれは変わらなければならないのでしょうか? われわれは物質的なものに熱狂し、仕事や犠牲の尊さの真価をよくわからなくなっているのではないでしょうか?
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