No.67

私は、われわれが挙国一致政府に課した自国内の目標や制約について話してきた。私に挙国一致政府の第一の責任、つまりわれわれ国民の安全と無事をまもる仕事にとりかからせてほしい。

今日、われわれは地球上での平和のための過去の祈りより熱心な祈りの言葉を口に出すわけではない。しかしながら歴史は平和が実現していないことを示している。そればかりか自由も十分ではない、ただ善意があるだけである。世界には、われわれの人間の尊厳や自由の理想を貶める人々もいるだろう。ある国、ソ連は人類の歴史上かつてないほど強大な軍隊を組織してきて、恐ろしい攻撃用武器の武器庫を作ってきた。

われわれは防衛能力を高める努力をしてきた。しかしするべきことは、まだたくさんある。アメリカが自由、安全、平和を守るために責任を果たすだろうことを、われわれは浮き足だってはならないし、ましてや他の国に疑われるようなことがあってはならない。

国防の費用を削減するためには、安全で妥当な方法がたった一つだけある。それは、国防の必要性を減らすための方法でもある。それは、ソ連と交渉をもつようにすることである。われわれは核兵器のさらなる増加に上限を設ける話し合いをするだけではない。その代わりに、われわれはその数を減らそうとしている。われわれはいつの日か、地球上から核兵器を全廃しようとしている。

 


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