No.51

われわれはみなヒーローのような夢をみる権利をもっている。われわれがヒーローなんていない時代に生きているのだという人々は、目のつけどころを知らないだけなのだ。あなたがたは、毎日工場の門を出入りするヒーローを見ることができる。他にも、数は少ないが、われわれみなそして全世界にありあまるほどの食料を生産しているものもいる。あなたがたはカウンターの向こう側でもヒーローに出会うことができる。そしてヒーローはカウンターのこちら側にもいるのである。自分自身やアイデアを固く信じて、新しい仕事や富や機会を作り出す起業家がいる。ヒーローたちは個人や家族であり、その税金が政府を支え、自発的な寄付が協会やチャリティや文化、芸術そして教育を支えている。愛国心は口にはださないが心に深くきざみこまれており、その価値観がわれわれの国の生活を支えている。

わたしはヒーローのことを第三者のように話してきたかもしれないが、私が言いたいのはあなたたちのことである。なぜなら私が話しているヒーロー、つまりあなたたち、この祝福された国の国民たちに向かって演説しているのだから。あなたたちの夢や希望、目的は、神に誓チて、この政府の夢であり、希望であり、目的なのです。

 


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