No.49

そして始めるにあたって、棚おろしをしよう。われわれは一つの政府をもつ一つの国であり、政府以外の手段はない。このことが地球上の国々の中でもわれわれを特別なものとしている。われわれの政府は、人民から認められた権力以上を手にすることはない。今こそ、政府の統治を受けるものの了承をこえて政府が大きくなるしるしを見せている、その成長をチェックして小さくするときである。

連邦政府の権力機構のサイズと影響を抑制し、連邦政府に認められた権力と州と人民のために確保された権力の間の違いをはっきりさせることを要求するのが、私の努力をするところだ。われわれはみな連邦政府が州を作ったのではなく、州が連邦政府を作ったことを思い出す必要がある。

さて、もう誤解する余地はなくなったことだろう、政府をなくすのは私の努力するところではない。むしろ政府を、われわれの上に立ってではなく、われわれの側に立って、われわれの背に乗ってではなく、われわれとともに働くようにすることが私の努力するところである。政府は機会を提供することができるし、またしなければならないが、それを握りつぶすようなことがあってはならない。政府は生産性を促進できるし、またしなければならないが、それを抑制するようなことがあってはならない。


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