No.42

自由への情熱は強まるばかりである。この新たな気風の堰を切り、この新しい始まりの日にアメリカが引き受ける仕事として、公正で平和な本当に思いやりにみちた世界をつくる手助けをするほど、高貴で野心的なものはないだろう。

われわれは強い国であり、そしてわれわれはその力が戦闘で示す必要がないほど十分保持することだろう。つまり単に武器庫の大きさではなく、その発想の高潔さに基づいた静かなる戦力を十分に保持することだろう。

われわれは決して油断してはならないし、弱みをみせてはならない。そして貧困、無学、不正に対しても戦いつづけるだろう。なぜならそのようなものは、われわれの力が立派に対抗しうる敵だからである。

われわれは、純粋に理想を掲げている国である。しかし、われわれの理想主義が弱さと混同されるようなことがあってはならない。

われわれは自由だが、決して他のところでの自由の運命に無関心であってはならない。われわれの道徳心は、明らかにわれわれと同じように個人の人権に不変の敬意を払う社会を好むものである。われわれは脅迫しようとしているのではない。ただ他のものが犠牲をはらわず支配する世界は礼儀正しさを快く受け入れず、全ての人の幸福への脅迫になるだろうことは明らかである。

 


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