No.30

ここ数年は、われわれの新たな平和の方針が広範囲に成果をあげるのを見ることができた。われわれの伝統的な交友関係に新たな活力を与えつづけ、北京やモスクワに使節を送ることで、世界中の国々と新たなそしてより長続きする関係の基盤を構築することができるだろう。アメリカの大胆な先導で、 1972 年は第二次世界大戦以来、世界での恒久的な平和へ向けての最も大きな進歩をなしとげた年として長く記憶されることだろう。

われわれが世界中でもとめる平和は、単に戦争と戦争のあいだといったうすっぺらな平和ではなく、来るべき世代においても持ちこたえるような平和なのです。

アメリカにおいてわれわれが平和を保つようにしなければ、平和になることはありえないでしょう。

アメリカにおいてわれわれが自由を保つようにしなければ、自由になることはありえないでしょう。

われわれは、ここ4年においてわれわれが採用してきた新たな方針の結果としての、新たなアメリカの役割の本質をはっきり理解するようにしましょう。

われわれは、条約による約束を尊重しよう。

われわれは積極的に、いかなる国も武力をもってその意志や規則を他国へおしつける権利をもたないという原則を支持しよう。


< back = next >

Link
mobile