34年前、その人生を今日称えた一人の人が、この道の反対側のあの場所から、その国の良心を深く揺り動かす言葉でわれわれに語りかけました。いにしえの預言者のように、かれはいつの日かアメリカが立ちあがり、全ての国民が法の前と心の中で平等に扱われるだろうという夢を語りました。マーティン・ルーサー・キング氏の夢はアメリカンドリームです。彼の捜し求めているものが、われわれの捜し求めているものです。われわれが、心から信じていることに従って生きていきたいというやむことなく渇望こそが、それです。われわれの歴史は、このような夢と取り組みの上に築かれてきました。そしてわれわれの夢と取り組みによって、21世紀のアメリカの約束を果たすことができるでしょう。 その目的のために、私は執務室の全ての力と勢力を結集することを誓う。ここにいる議会の面々にもその誓いに加わって欲しい。アメリカ国民は大統領と議会がばらばらなままで、自分たちのオフィスにもどったでしょうか。かれらが明らかに批判している、ささやかなことで口論し、行きすぎた党派主義の政治を向上させるためには、絶対そうはしなかったことだろう。かれらはそうする代わりにひび割れを修復し、アメリカの使命をいだき歩んで行くことをわれわれに求めている。 アメリカは偉大なことをわれわれに求め、またそれにふさわしい。卑小なるものからは、けっして偉大なことは生まれてこない。カーディナル・バーナーディンの時代を超えた英知を思い出そう。人生の最後にあたって、彼はこういった。「貴重な時という贈り物を、怒りや不和で無駄にするのは間違ったことだ」 |