No.21

われわれの不満の声を小さくするのも、簡潔なものでしょう。

ここ数年の苦境にあって、アメリカは議論に苦しんできました。思い上がった美辞麗句で出来る以上のことを約束し、怒りにみちた言葉で不満を憎悪にかきたてました。そして大げさな言葉で、行動をうながす代わりに気取ったポースをとらせてきたのです。

われわれはお互いにどなりあうことをやめるまでは、お互いから学ぶことはできません。われわれが自身の声だけではなく、議論を聞き取れるほどに落ちついて話すまではです。

その点については、政府は耳を傾けます。われわれは新しい方法で、耳を傾けようと努力していきます。静かなる怒りの声や、口論ではない声や、心の声や、傷ついたものの声や、不安な声や、人に聞かれることをあきらめてしまった声に耳を傾けます。

疎外されてきた人たちへも、われわれは参加するようにうながしたい。

取り残された人たちへも、われわれは追いつくように助けたい。

全ての人たちへ、われわれはゴールとして、進歩を可能とし、安全な生活を送れるようにするふさわしい状態を整えたい。

 


< back = next >

Link
mobile